ホットドッグはサンドイッチなのか??
この質問は、ぼくが授業の中で議論したテーマの一つです。
今回は、これについて大真面目に考えていこうと思います。
本当にバカな質問かもしれませんが、どうぞお付き合いください。
そもそも、サンドイッチの定義とは??
「大辞林」で「サンドイッチ」について調べたところ、こんなことが書かれていました。
薄く切った二枚のパンの間に肉・野菜・卵などを挟んだ食べ物。
日本語だけ調べてもしょうがない。ということで、英語の辞書も参考にしてみました。
Oxford Advanced Learner’s dictionary (オックスフォード英英辞典)
sandwich: two slices of bread, often spread with butter, with a layer of meat, cheese, etc.
Cambridge dictionary(ケンブリッジ英英辞典)
sandwich: two pieces of bread with cheese, salad, or meat, usually cold, between them :
彼らによると、「サンドイッチ」の定義は「2枚のパンの間に具材を挟んだもの」ということになります。
みなさんご存じのように、ホットドッグで使うパンは1つだけ。よって、この点から考えると、ホットドッグはサンドイッチではないといえます。
ただ、「サブウェイ」のサンドイッチってきれいに2つに分かれていないですよね・・・(笑)
海外ではどう考えられているのか?
Google にて「Hot dog is a sandwich」と書いて検索すると、こんな記事が出てきました。(英語です)
このサイトでは、以下のような主張をしています。
「何をサンドイッチにするかなんて人によって違う。だから、争いなんかせずに、自分はどの程度のものをサンドイッチとするかを認め、お互いの意見を尊重し合おう。」
という言葉とともに、以下のサイトへのリンクが貼られていました。
このサイトは、様々な食べものの画像が表示され、それがサンドイッチであるかどうか、「YES」「NO」の2択で答えることで、どの程度のものを「サンドイッチ」として許容しているのか、ということを診断できる、というものです。
ちなみにぼくが測ったところ、下のようになりました。
見事に真ん中。やったぜ。
というわけでもないようです・・・(笑)
というのも、このチャートの左と下を見てください。このチャートでは、こんなことが書かれています。
The Sandwich Alignment Chart: pic.twitter.com/WzVQpdPGw7
— ℳatt (@matttomic) May 1, 2017
この表は、上のテストの結果と完全に対応しています。
ということは、ぼくは「ホットドッグはサンドイッチ」論者だったようですね(笑)そんなことは決してないんですが…
また、下のサイトでは(こちらも英語です)、「ホットドッグはサンドイッチなのか」という言葉は2種類に分けられる、と主張しています。
案1:これはただのYes/No問題であり、「ホットドッグはサンドイッチである」という事柄が良いかどうかを聞いている。
案2:これは質問ではない。ただ、「ホットドッグはサンドイッチだ!!」と主張している。
そして、このサイトでは様々な考察を加えた上で、ホットドッグはサンドイッチではないという結論を下しています。どうやら、海外でもホットドッグはサンドイッチではない、という考え方が優勢を占めているようです。
シェフ、著名人の意見は?
こちらの記事は、17人のシェフや著名人といった専門家が、「ホットドッグはサンドイッチなのか?」という問いについて意見を述べたものをまとめたものです。この記事では、こんな結論が出されました。
Yes | 6 |
No | 9 |
よく分からない | 1 |
その他 | 1 |
その他の意見:「8歳まではホットドッグ=サンドイッチだと受け入れられるが、それを過ぎると受け入れられなくなる。」
様々な意見があるようですが、ホットドッグはサンドイッチではない、という考えが優勢のようです。
まとめ
結論。
ホットドッグはサンドイッチではない。
ただし、
何をサンドイッチとするかは人によって違う。
だからこそ、ホットドッグはサンドイッチだ、と主張する人がいても、それを決して責めてはいけない。
としておきます。
それでは。今日も良い一日になりますように。
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