元々は「小倉そごう」、「小倉駅前アイム」の苦しすぎる懐事情を見る。 【2020年8月 北九州Part6】

2020年8月 北九州

<前回の記事>

先日、「実は心霊スポットなんじゃないか」という観点から記事を書いたいわくつき物件、「小倉駅前アイム」。

今回は、この「小倉駅前アイム」の現状を、この建物が建てられた当初、「小倉そごう」時代はどうだったのか、という形で、比較形式で書いていこうと思う。ただ、その前に「小倉駅前アイム」の裏にどんな事情があったのか、ということについて語っていこうと思う。

小倉そごうの歴史

小倉そごうは、1993年10月10日、北九州の中心地、小倉駅前に開店した。「九州最大級の百貨店」として、九州地方における旗艦店となる予定だったそうだ。しかし、開店までに長い時間がかかったこと、バブル景気と建設時期がかぶってしまい費用がかかりすぎてしまったこと、元の地権者に配慮しすぎた結果店舗構成がめちゃくちゃになってしまったことなどの原因により、開店したは良いものの大赤字。結果、2000年のそごう経営破綻時と同時に閉店してしまった。

小倉そごう閉店後の状況

小倉そごう閉店後、この建物がめまぐるしく変化を遂げていく。まず閉鎖後、地元百貨店「玉屋」が入居するも、すぐに閉店。続いて、全国チェーンの百貨店、「伊勢丹」が進出するも、こちらもうまくいかず。続いて、同じく北九州生まれの百貨店、「井筒屋」が「井筒屋コレット」という形で出店するが、こちらも2019年にあえなく閉鎖。現在では「小倉駅前アイム」となり、テナントビルとして営業している。先日の記事で、「小倉駅前アイムはいわくつきの物件」と書いたが、この裏にはこんな事情も絡んでいるのだ。

<小倉まではこちらのきっぷを使いました>

元「小倉そごう」の現状とは??

お待たせしました。では、小倉駅前アイムの中に入っていこうと思います。

「小倉駅前アイム」があるのは、その名の通り小倉駅の目の前。駅とはペデストリアンデッキで繋がっており、しかも屋根もあるという豪華仕様。雨の日でもぬれずに行ける、便利な場所にある。訪問した日は休日の昼間であったこともあり、駅前も多くの人でにぎわっていた。新型ウイルスの影響もあるので、以前ほどの人出はないと思われるが、それでも90万人都市の中心地らしいにぎわい具合である。

しかし、そんな便利な場所にあるにも関わらず、その中までにぎわっているかというと、決してそんなことはない。見よ、このレストラン街の惨状を!!

ああ、見ているだけで気持ち悪い。ズラズラと並ぶ、「I’m」の二文字。これらは全て空き店舗である。「I’m」っていうのも正直見た目が悪い。どんだけ自己主張したいんだ、とツッコみたくなる。

そして、変な点がもう一つ。「レストラン街のフロア」に、美容関係のお店。これはまだ許容できる。全国的に見ても、このようなフロア構成を取るお店が増えてきているからだ。

しかし、「レストラン街にトレカ専門店」というのは意味が分からない。一目見てすぐにわかる、ドラゴンなのか人間なのかよくわからない謎の生物。そして、レストラン街とは思えないほどド派手な「トレカ専門店」の文字。テナント誘致に困った結果なのだろうが、元百貨店のピカピカの建物にトレカ専門店が入っているだけでも不思議なのに、わざわざそれがレストラン街のフロアに入ってるなんて、、、頭に「?」が10個、いや、100個、は言いすぎたな。とにかく、絶句してしまた。

そして、そごう時代に作られたこの意味不明な滝。これに関しては、

見事に撤去されていました。

いや、当たり前でしょ(笑)こんな滝がお店の中にある時点でおかしいんだけどね。ただ、滝があったと思われる跡が残っているのが痛々しい・・・。

※「そごう千葉店」には、レストラン街に滝が残っています。こちらは今も流れており、当時の面影をなんとなくではありますが感じることができます。

さて、上の滝が流れる意味不明な写真でもお分かりいただけたと思うが、このお店には「スパイラルエスカレーター」という、円を描くように進んでいく珍しいエスカレーターがある。

日本に36基、世界中にも91基しかないこの貴重なエスカレーターのうち、なんと4基がこの「小倉駅前アイム」にあるというのだ。これはすごい。ぜひ一度乗ってみよう、としたのだが、

階段を上らないと使えないクソ仕様。

バリアフリーの「バ」の字もねえな、この建物。

そして、小倉駅前アイムの惨状はこれだけに留まらない。

立ち入ることのできないフロアがあったり(しかも2フロア)、

開いている階でもテナントのない場所があったり、

元百貨店とは思えない、ドン・〇ホーテのような段ボールだらけの激安スーパーがあったりと、なかなかカオスな場所だった。しかも監視カメラ付き。治安悪そう。てか絶対悪い。北九州だしね。

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まとめ 道のりは険しい

いかがだっただろうか。今回は、「元小倉そごうの現状」と称して、小倉駅前にある「小倉駅前アイム」が今どんな状況になっているのか、について書いてきた。

正直、小倉駅前アイムの未来は明るいとは言えない。北九州市の人口そのものが減少し続けてきているうえ、この先も人口減少が予測されている。それに加え、この建物のある土地自体に893が絡んでいる、もともと墓地だった場所を再開発したため幽霊が出るなどといったウワサもあり(詳しくは下からどうぞ)、

この「いわくつきの土地」にある建物を、賑わう場所へと再生していくのは、難しいと思う。でも、それに打ち勝ち、また素晴らしい「都市型ショッピングモール」が出来上がるまで、そのときを楽しみにしていようと思う。場所は良いのだから、あとは車社会への対応が課題だろうか。難しいかじ取りを迫られているとは思うが、ぜひがんばってほしいものだ。

それでは。今日も良い一日になりますように。

<次回の記事>

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