門司港「栄町銀天街」と「中央市場」 本当の「門司港レトロ」がある場所。 【2020年8月 北九州Part12】

2020年8月 北九州

<前回の記事>

北九州市屈指の観光地、門司港。北九州市といえば「成人式が荒れる」だの「治安が悪い」だの、散々な評判であることが多いのだが、この門司港レトロに関してはそんなこともなく、むしろ「雰囲気が良い」「インスタ映えする」などの理由で、ガイドブックにもちゃんと載るほどの人気観光地となっている。門司港レトロに関しては、下の記事でも書いているのでよければご覧ください。

ところが、門司港レトロのキレイな街がずっと続いているのかというと、決してそんなことはなく、「平成筑豊鉄道門司港トロッコ線」なる観光列車の線路で隔てられている、というよりそこを境として大きく形相が異なるのが実情だ。今回は、通常ガイドブックなどで「門司港レトロ」などと紹介されるエリアとは反対側のエリア、「本当の門司港レトロ」をご紹介しようと思う。

栄町銀天街

JR門司港駅から歩くこと5分。「門司港栄町銀天街」の入口に来た。完全に観光感は無くなり、庶民的なアーケード商店街が口を開けている。見るからに古さが隠しきれないが、とりあえず進んでいくことにしよう。ちなみに、このアーケードが作られたのは1957年のことらしい。これでも相当古いのだが、商店街そのものはそれ以前からあったようで、当時から門司港エリアで一番の商店街だったそうだ。ずいぶんと長い歴史だ。

渋い!!渋すぎるぞ!!

見てくださいよ、この「ザ・昭和」といった感じの商店街。既に平成も過ぎ去り、令和という新しい時代に入った今だが、そんな中でも残るこの街並み。もう感動ものでしかない。

ただ、ただ…

お店、つぶれすぎ…

見るも無残なシャッター街が各所に残されており、哀愁を感じてしまう。若松区に行ったときも同じようなもの(というより、もっとひどいもの)を見たため、正直そこまでショックを受けはしなかったのだが、それでもやはり悲しくなってしまった。

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まぁしょうがないといえばしょうがないのだろう。現在では安い料金で他地域と北九州とを移動する方法も多く整備されているし、そのような交通手段は基本「門司港」という街を通らない。これが実情だ。

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今や貴重となった「ナショナルショップ(しかもカタカナ)」や、

2つ前のダイソーの看板が残った100円ショップ(これは割と見る)も残っていた。いずれにせよ、古さが隠せていない。苦しい現状が明らかになってしまった・・・。

それにしても、「車両進入禁止」の看板が古い。古すぎる。いったいいつから使ってるんだこれ。

中央市場

先ほどの「栄町銀天街」のアーケードを通り抜け、横断歩道を渡ると、その先にある商店街、「中央市場」が見えてくる。こちらもびっくりするほどレトロな雰囲気だが、その割に手前にあるお店が新しいので不思議な気分になる(笑)

この商店街は、とにかく通路がせまい。

人が1人通るのもやっとで、人と人がすれ違うなどとなったらお互いに譲り合わなければいけなくなるだろう。力士同士とかだと正直すれ違えない気がする(笑)それくらい、通路が狭い。

そしてこの商店街も、先ほどの「栄町銀天街」と同様、シャッターが閉まりまくってる。

もともと「門司港」という場所自体が北九州市の端にあったということもあってか、小倉や門司にお客さんを取られてしまい、この周辺は苦しい経営を強いられているところが多いようだ。仕方ないといえば仕方ないのかもしれないが、非常に残念だ。ま、北九州の中心である小倉もうまくいってないんだけどね・・・。

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しかし、この商店街には一つ希望がある。

それは、若い人が経営するお店が徐々にではあるが増えてきていることだ。

こんな感じで、もともと別のお店があったところにリノベーションを行う形で、若い人たちがお店を出すようになってきたのだ。相変わらずシャッターだらけの商店街ではあるが、これは大きな希望になるだろう。ただ、やはり通路が狭いのは相変わらずだ。これが仇とならなければ良いのだが・・・。

とはいえ、やはりシャッターだらけの現状はそう簡単には変わらない。若手経営者が成功し、商店街がもとの楽しい街へと戻るのが先か。それとも、彼らが苦しい経営に耐えられず、もとのシャッター街に戻ってしまうのが先か。運命は、ここに来る人間と経営者の手腕にかかっている。

まとめ 「門司港レトロ」はどうなるのか。

門司港。そこは、観光客のための街に成り下がってしまった。観光客向けの施設が次々に整備される一方、地元客向けの施設が次々となくなってしまった(おそらく、スーパーやショッピングモールに移ってしまったのだろう)。その中で、若い風が次々と吹き込んできている。彼らは、この街を再生することができるのだろうか。彼らのパワーが試されている。

<今回紹介した記事>

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