大阪の赤レンガ倉庫、「築港赤レンガ倉庫」から大阪市を考える。

ウラ関西シリーズ

まいど。らっちです。

突然ですが、「赤レンガ倉庫」と聞かれて、みなさんは何を思い浮かべるだろうか。

おそらく、多くの人は横浜にある「横浜赤レンガ倉庫」を思い浮かべるだろう。

しかし、赤いレンガで作られた建物があるのはなにも横浜だけにとどまらない。その代表例が、「神戸煉瓦倉庫」だろう。

実はこの「神戸煉瓦倉庫」、横浜赤レンガ倉庫よりも早くオープンしているのだが、なぜかあまり有名ではない。横浜市と神戸市の「差」なのだろうか。なぜこんなことになったのかわからないが、今回の主題はこれではないので、これくらいに留めておくとする。

さて、本題に入ろう。実はこの「赤レンガ倉庫」、実は大阪市にもあるのだが、その存在はあまりにも知られていない。この赤レンガ倉庫は、観光客もよく来る場所にあるにも関わらず、である。今回は、この「あまり有名ではない赤レンガ倉庫、築港赤レンガ倉庫」に焦点を当てて書いていこうと思う。

今回我々がやってきたのは、大阪メトロ中央線・大阪港駅。大阪港といえば、「海遊館」や、日本で最も低い山、「天保山」がある場所として有名で、多くの観光客でにぎわう場所でもある。

今回我々が行く「築港赤レンガ倉庫」は、大阪港駅から南に約5分ほど歩いたところにある。大阪港駅の北側には「海遊館」や「天保山」があり、いつ行っても多くの人がいるのだが、それに比べて一転、駅の南側は庶民的な雰囲気が漂っており、「これが同じエリアか」と驚くことだろう。特筆すべきことは特にないので、周辺の風景についてはスルーする。

そんなエリアを歩いていくと、赤レンガ倉庫が見えてくる。横浜や神戸のそれとは違い、赤レンガ倉庫の周辺は「他と変わらず」整備されており、エリア一帯が歩行者天国になっているだとか、そんなことは全くなかった。

普通の街中に、突然赤レンガ倉庫が現れるよ!!

知らなかったらビックリするはず笑

さて、さっそく中に入っていきましょう。なお、入口は東寄りにあるので要注意。下の写真のような場所に着いた場合、入口は左側にある。正直けっこう遠いのだが、ガマンガマン…

入口に向かって歩いていると、こんな表示が。

たばこのむな

・・・。2020年にもなって、こんな表現を見るとは思わなかった。ぼくのおじいちゃんやおばあちゃんがこんな言い方をしていた気がする・・・。正直、その程度の記憶しかないのだが(笑)いずれにせよ、令和、いや、平成の世の中であっても使われないであろうこんな表現が残っていることに、一種のノスタルジーを感じてしまった。

さて、いよいよ中に入っていく。

中は、こんな感じになっていた。スタイリッシュだけど、なんだか味気ない。そして何と言っても、人がいない。言っておくが、ぼくが訪問した日は土曜日である。決して平日ではない。横浜赤レンガ倉庫なんかであれば、土日は人であふれかえるはずなのだが、ここにはそんな気配が少しも感じられない。これがいわゆる「差」なのだろうか・・・。

そしてこの赤レンガ倉庫には、他の赤レンガ倉庫には決して見られない光景が広がっていた。それは、

大量の車が置いてある

という点である。

これは一体、どういうことなのだろうか。

調べたところ、この建物は「GLION MUSEUM」という、往年のクラシックカーを展示するミュージアムとして運営されているらしい。そして面白いことに、この博物館では、車両の販売まで行っているそうだ。「博物館に隣接してショップがある」というのはよく見かけるが、「クルマを売る」ミュージアムショップは初めて見た。

なお、この「GLION MUSEUM」に隣接して、ステーキハウスとカフェ・フレンチを提供してくれるお店があるようだ。赤レンガ倉庫という特別な雰囲気の中で食べるご飯は、特別なものとなるだろう。ぜひ一度行ってみたいとも思ったが、いかんせんお高い。大学生にはキツそう・・・。

これ以外に特に見るものもなかったので、今回は早々と引き上げることにした。

結論から言うと、「赤レンガ倉庫」として名乗るには物足りない部分もあった。しかし、こういう使い方は、これはこれでアリなんじゃないかな、とも感じた。活用方法そのものに関して、ぼくが言いたいことは何もない。

問題は、これをうまく観光に活かせていないことだろう。「赤レンガ倉庫」という歴史的建造物があるにも関わらず、そして海遊館や天保山から歩いて数分という、良い立地にあるにも関わらず、残念ながら、大阪市・大阪府はその観光資源を全く活かせていない。彼らがやるべきことは、観光客のために新しいハコモノを建てることではなく、今ある観光資源をうまく活用することではないのだろうか。

大阪の苦しい現状が見える一日だった。

↓GLION MUSEUM 公式サイトはこちらからどうぞ。

error:
タイトルとURLをコピーしました