まいど。
突然ですが、「TED」というものをご存じでしょうか。
TEDは世界の著名人による英語でのプレゼンテーションをまとめたもので、内容的に非常に優れたものが多いので世界的に注目を集めています。そして今では、日本でも注目を集めており、英語学習素材として活用している方も多くなってきています。ぼくもめちゃくちゃ活用しています。
TEDは、日本人の英語学習者にとって最強の学習素材です。
なぜそういえるのか、今回はTEDのメリットと注意点、そして「楽しく英語を学ぶ」のにオススメの動画をご紹介します。
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TEDで英語学習をするメリット
TEDを英語学習の1つとして使うメリットはたくさんあります。
・英語の間違いが少ない/英語のスクリプトがある
TEDのプレゼンテーションは綿密に準備された上で行われています。原稿(スクリプト)も入念にチェックされているので文法などの間違いが少ないのがメリットです。たとえ間違いがあっても、スクリプトは公開されているので容易に見つけることができます。
・俗語(スラング)を覚えずに済む
映画やドラマでは、実際の資格試験やビジネスでは使うことのできない俗語(スラング)が出てきます。しかし、TEDは実際の会議で使われた英語を録画したものを動画にしています。そのため、俗語を覚えなくても学習でき、その分効率的です。
・生きた英語を学べる
TEDでは、今の英語を学べます。教科書に出てきがちな、古臭い英語を学ばずに済みます。
・いろいろな専門用語を学べる
TEDでは様々な題材を扱っています。そのため、普通に英語を学んでいては身に着けることのできない、様々な専門用語を学ぶことができます。
このように、TEDで英語を学ぶことで、様々なメリットが享受できます。
TEDで英語学習をする注意点
先ほどあげたように、様々なメリットのあるTEDですが、注意点もあります。
・英語にクセがある
TEDの動画に出てくる人はネイティブだけではありません。英語非ネイティブの人(中には日本人も)がしゃべるものも少なくないため、「なに言ってんだこいつ!?」となることも少なくありません(ただし、スクリプトがあるためある程度はどうにかなります)。ただし、これは「クセのある英語を学べる」という点ではメリットになるかもしれません。
ちなみに、なぜか日本人が日本語で話すTEDもあります。
日本人が日本語で話すTEDの例↓
・話すスピードが速い
TEDのプレゼンターは話がとにかく早いです。リスニングのトレーニングには非常に良いですが、ある程度能力がないと置いてけぼりになってしまいます。
・日本語訳がついている
これはメリットでもありますが、「日本語があるから大丈夫だ」と、日本語があるがゆえに怠慢になってしまいがちです。これは気の問題になってしまいますが、英語に真摯に取り組みましょう。
TEDを使った英語学習法
ここでは、TEDを使った英語の学習法について書いていきます。大きく5段階に分けられます。全部をやる必要はありません。まず一通りやってみて、自分に合ったものを2~3種類選んでやるのが得策です。
・リスニング
スクリプトを見ずにTEDを聞く、というやり方です。聞いてみるだけでも英語能力は向上します。理解ができないときは何度も繰り返して聞いてみましょう。
日本語を見るのは絶対NGです。
リスニングをする意味がなくなります。どういう内容なのか、わかるまでリスニングをしましょう。
・音読
スクリプトを見ながら、声に出して読みます。英語を英語のまま理解できるまで読みます。ただし、音読は最大でも15回までにしてください。15回以上は、やっても意味がないことが科学的に証明されています。
・オーバーラッピング
音源を聴きつつ、スクリプトを目で追いながら、音源にぴったりと合わせて声を出しながらついていきます。
・リード&ルックアップ
※時間がかかるので注意。
まずはセンテンス(一文)を、スクリプトを見ながら読みます。そしてその後、スクリプトを見ずに同じ文を暗唱する、という方法です。個人的に最も効果的な学習法だと思います。ただし、上にも書きましたがとにかく時間がかかるのが難点です。
・シャドーイング
スクリプトは水に、音源を聴きながら、1〜2語あとを追いかけるように発音してついていきます。必ず意味(内容)を理解しながら行ってください。これができたら、英語を英語のまま理解できたことになります。正直ここまで行くのはかなり難しいですが、がんばりましょう。
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オススメTED動画3選
ここでは、TED初学者にオススメの「まず最初に見るべき動画」を3つに絞ってお伝えします。「まずはこれを見てほしい」という思いで、あえて3本だけ載せます。
ティム・アーバン「先延ばし魔の頭の中はどうなっているか」
まずはこれを最初に見てもらいたい、超オススメのTEDです。
話すスピードがとても速く、最初は内容を理解できないかもしれません。しかし、その内容とプレゼンターの話し方、そしてビジュアルの面白さもあって、内容を理解できると本当に面白いビデオです。「なぜ人は物事を先延ばししてしまうのか?」という話題をとても分かりやすく解説してくれます。1本目に見る動画としては重い量かもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください。
キース・バリー「キース・バリーのブレインマジック」
これは単純に内容がスゴい。
内容がスゴすぎて、英語そのものが頭に入りにくいのがデメリットです。しかし、この動画にはそれを上回る楽しさ、そして恐ろしさがあります。少々古い動画ではありますが、ビジュアルで楽しませてくれることもあり、「あまり英語がわからなくても理解できる」のがメリットです。
マイケル・ノートン「幸せを買う方法」
考えさせられる系のTEDです。
「幸せはお金で買うことができるのか?」という誰しもが一度は考える疑問に、ハーバード大学ビジネススクールのマーケティング専門家、マイケル・ノートン博士が答えます。
そして彼はなんと、幸せは買える。なぜそう言えるのか?それは、、、動画を見てからのお楽しみ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、「TEDで英語を勉強するメリットと注意点、勉強の仕方、オススメの動画3選」について書きました。
英語を習得するのは簡単ではありません。しかし、
英語なんて言葉なんだ、こんなもんやれば誰だってできるようになる!!
それでは。今日も良い一日になりますように。